ALIEN88 User’s Guide
1.ALIEN88でできること
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キーマップ
レバースイッチを含む全てのキーは、ユーザの自由に再定義できます。 後述するReMAPを用いることで視覚的に簡単にキーマップを変更できます。
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レイヤー
デフォルトレイヤー を含めると最大9つのユーザレイヤーがあります。 アプリケーションやゲームに応じたキーマップをレイヤーに分けてカスタマイズできます。 定義したレイヤーはいつでも簡単な操作で呼び出すことができます。
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モッドタップ
モッドタップ は、押したままの時にモディファイアのように機能し、タップされた時に通常のキーのように振舞います。別の言い方をすると、タップした時に SPACE を送信しますが、押したままの時に Control あるいは Shift キーとして機能するキーを持つことができます。
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マクロ
マクロにより、1つのキーを押すだけで複数のキーストロークを送信することができます。ReMAP Toolでマクロを定義し、それを呼び出すキーを設定できます。マクロはなんでもすることができます: よく使うフレーズの入力、コピーペースト、反復的なゲームの動き、あるいはコードを書くことさえ手助けします
もしゲームで利用する場合、そのゲームに関するレギュレーションに違反することがないように注意して下さい。
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レバースイッチ
右、左、奥の3つの動作が可能です。通常のキーと同じように自由にキーマップを定義できるので 便利な使い方ができるでしょう。
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マウスキー
マウスキーは、キーボードを使ってマウスをエミュレートできる機能です。キーを押すことでポインタカーソルを 移動させる、ボタンクリックする、ホイールを操作するといったことを定義することができます。
2. Default keymap
3. キーマップの変更
ALIEN88のデフォルトキーマップは開発チームが設定した仮の姿です。使用する前に自分の好みや用途に応じてどんどん変更してもらう 想定ですので、積極的にカスタマイズをおたのしみください
Use ReMAP tool: https://remap-keys.app/
4.言語環境について
ALIEN88は、物理的な配置としては英語配列(US ANSI)をベースにし独自の配合を行っています。
デフォルトキーマップでの理論配列は英語配列基準ですが日本語 あるいは他の言語設定でも問題なく利用することができます。
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もう少し解説
ALIEN88を接続したPCが、それを英語キーボードとして認識するか日本語キーボードとして認識するかは OS上でのユーザ設定に依存します。 例えばShiftキー + 2 を押した場合にキーボードはPCに対して ”Shift と 2 が同時押されている”という 情報しか送りません。OS側で日本語キーボードと認識している場合は “ 、英語配列として認識している場合は @ を入力するようにおなっています。
日本語キーボードに特有の 「変換」「無変換」といったキーはデフォルトキーマップでは 定義されていませんが必要に応じて、好きなキーの位置に定義することができます。 この「変換」等のキーについても OS側が英語キーボードとしてALIEN88を認識している 状況ではキーボードがキーコードを送っても無視されてしまいます。
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キー定義と キーキャップの表記のギャップ
市場に出回っているロープロファイルのキーキャップは英語配列に準じたものしか入手できない状況です。 日本語キーボードとして使用する場合は、キーの刻印と入力される記号部分が一致しないことは 諦めるしか無いのが残念なところです。
5. ファームウェアの更新
もしALIEN88のファームウェアを更新する場合は下記の手順で行ってください。
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最新ファームウェアの入手
https://hanachi-ap.github.io/ALIEN88/firmware/
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手順1
下記の方式1 もしくは 方式2 いずれかを実行します。
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方式1
ALIEN88とPCをUSBケーブルで接続している状態で、 FNキー と 一番左下隅のキーを同時に押下します。
→ 手順2 にすすむ
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方式2
ALIEN88からUSBケーブルを外した状態で、 キーボード背面の USB端子横の穴にピンなどでボタンを押し続けながら USBケーブルを接続します。
→ 手順2にすすむ
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手順2
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キーボードとしての認識が外れて、ストレージデバイスとして再認識されます。
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ストレージデバイスのフォルダを開き、新たに書き込むファームウェアをデバイスにコピーしてさい。
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うまくファームウェアが更新されれば再びキーボードとして機能し始めます。
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6. ファームウェアの改造
上記はALIEN88の標準ファームウェアでできることの一部です。もし更に様々な機能を拡張したい場合、 ユーザ自身でファームウェアをカスタマイズすることができます。ぜひチャレンジしてみて下さい。
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Firmware Source code (for qmk_firmware_0.18)