Ergotonic F24 ドキュメント
Erogotonic F24は個人により開発されている自作向けメカニカルキーボードです。
Ergotonic F24の特徴
左右分離型メカニカルキーボード
- 片手 24キー 合計48キーを搭載
- テンキー、カーソルキー、ファンクションキー、及び数字行が省かれた 40% レイアウトに相当
- Cherry MX互換キースイッチのホットスワップに対応しているため、組み立て後も気分や状況に応じてスイッチを取り替えることが容易です。
Willow配列
- 緩やかにカーブを描いた独特のキー配列は、従来は3D構造でしか実現できていなかったエルゴノミクス的なエクスペリエンスを平面上の構造に再現しています。
- それぞれの指を動かす際の動的な軌跡に最適化しており、目的のキーに指がすっと自然に到達する感覚が得られます
- 親指周りに潤沢にキーを配置し、スペースキー以外にシフトキー、コントロールキーなどよく利用するキーを親指でコントロール可能とするレイアウトです
合体&変形ギミック
分離型のキーボドードを一体型として利用するためのパーツを同梱。組み立て後も分離型、一体型どちらにも容易に移行できます。 また更に 左右に拡張、上下に角度をつける機構が組み込まれているので、利用者の着座姿勢や打鍵ポジションに応じてキーボードの形状を自在に変化させることができます
光るキーボード
- アンダーグローLED(オプション)が艶やかな光でデスクを演出します
フルキーカスタマイズ
- すべてのキーは自由にカスタマイズが可能
- 画面上でキーをドラッグ&ドロップするだけの簡単操作です
- Chromeブラウザ上で操作できるため専用のアプリのインストールは不要です
- アーダーグローLEDの光の設定やマクロ文字列の定義も簡単に行なえます
ロータリーエンコーダーを搭載可能
- オプションで最大4個のロータリーエンコーダーを搭載することができます(キースイッチと排他)
- ロータリーエンコーダーは、 拡大/縮小、上下スクロール、左右スクロール、キャンパス回転、ブラシ拡縮、音量ボリューム調整など、多彩な機能をユーザの好みで自在に割り当てることができます。
オーソドックスな組立方式
- 日本の自作キーボード界隈でよく採用されているFR4プレート3枚のサンドイッチ構造
- マイクロプロセッサには入手性と取り扱いが容易なProMicroを採用
- ファームウェアには多彩な機能が実装可能なQMK Firmwareを採用
作成方法
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ビルドガイド
- これは利用者自らが組み立てを行う必要のあるキットとして頒布されます。
- キーボードの組み立てを始める前に全体工程をよく理解してから取りかることをおすすめします。
権利関係など
下記のライセンスにて公開します
- QMK Firmware – GPL v2
- PCB デザイン – GPL v3
- キー配列(Willow配列)– Creative Commons(CC BY-SA 4.0 by Hanachi-ap)
ベースとなったプロダクト
- Ergotonic49
- Ergotonic F-24と同じ開発者による現行モデル
- ドキュメント https://hanachi-ap.github.io/ergotonic49_docs/
- 紹介記事 https://coal.hatenablog.com/entry/2021/11/01/230327
- PANGAEA Keyboard
- 開発リソース https://github.com/e3w2q/Pangaea-keyboard
- 開発陣 e3w2qさん、オタヒーのさめさん、k2さん
- 変形機構のアイデアや実装を借用しています
- PCB設計のための部品ライブラリを利用させてもらっています
- その他、豊かな発想から開発の養分を得ています
変形ギミックが特徴的なキーボードですが、その変形機構はPANGAEA Keyboardが発想の源となっています。
一体型、分離型のトランスフォームはWillow64を始めた頃からやりたかったことですが、やっとその目標を結実することができました。
変形機構の利用を快諾していただいたPANGAEAキーボードの開発陣に謝意を送ります。